糖質制限は細胞を殺す。そんなダイエットで大丈夫?

糖質制限の食事
日本は、米食中心の文化で2000年もやってきたし、凶作などのときは、芋やそば、栗、キビ、ヒエなどの炭水化物を代用食とした。ヨーロッパ、中近東は「小麦の文化圏」であるし、南米の原住民はトウモロコシを主食にしてきた。

また、どの国も、デザートやおやつにはケーキや飴、チョコレート、アイスクリーム、果物などのスイーツを食べ、心身の疲れを癒してきたのであるから、この「糖質制限食」や「低炭水化物ダイエット」は、こうした世界中の食文化を真っ向から否定する大胆な挑発的理論である。

私の周りにも、「糖質制限食」を実行し、短期間で減量し、血圧、血糖、血中のコレステロール、中性脂肪、尿酸などの値が劇的に改善したという方は、たくさんいらっしゃる。しかし、それは、人間の生命にとって一番大切な栄養素である糖分を制限することにより、人体を構成する8兆個の細胞が一種の「飢餓状態」「栄養失調」になることを意味している。

長期間続けた場合に、必ずや、健康にとって何らかの破綻が生じるはずである。なぜなら、先にも述べたが「糖質制限・低炭水化物」ダイエットは、キリンや象、牛や馬に、その主食の草を食べるのをやめさせ、肉食をさせるようなものなのだから。

糖質制限で体調悪化した人
近頃、診察した8歳の大学教授(A氏)について述べてみる。

歳頃より、「糖尿病」の境界型と健康診断で指摘を受けていたA氏は、食事や運動に気をつけ、抗糖尿病薬を服用しないで済んでいた。しかし、2年前の診察で、空腹時血糖150/8(正常値110/未満)、2~3カ月の血糖の平均を表わすHbA1c=7.0(正常値3・55・8%)となり、軽度の糖尿病と診断された。そこで「糖質制限食」で有名なB医師のクリニックを受診し、早速実行に移した。

最初は、体重、血糖、HbA1cの値が劇的に下がって喜んでいたが、やがて「全身倦怠、夜間頻尿、便秘」が出現し、とくに便秘に関しては、植物性の強力な便秘薬を服用してもほとんど効かず、流腸を毎日しなければならなくなった。実行し始めてから2年くらいした頃、肉食中心の食事に疑問を持ち、種々の健康書を読んだが、何が正しいのかわからなくなって悩んでいたとき、友人の紹介で私のクリニックを受診された。

そこで、朝は「人参リンゴジュースと黒糖入りの生姜紅茶」、昼は「そば」、夕食は「好きなものを食べる」という、むしろ「高糖質食」といえる「石原式基本食」を実践してもらったところ、これまで8・5でしかなかった体温(これも代謝を落とすので糖尿病や肥満の原因になる)も8.0Cに上昇した。3カ月後にはHbA1c=6・3とほぼ正常値になり、便秘も改善した。

2013年最近は、朝一人参リンゴジュース」+「生姿紅茶」、昼抜きの「夕食は好きなもの」という「1日1食」くらいにすると体調がよい、とおっしゃっている。

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